ヒンディー語の基礎フレーズ③
目次
発音の注意点や単語の意味、ワンポイントアドバイスなんかも解説していきますよ。
なおカタカナ表記は独断で耳から入る音を優先して表記していますので、参考程度になさってください。
正しい発音はブログの最後に添付している動画で確認してください。
お会いできて嬉しいです
आपसे मिलकर अच्छा लगा
(アプセ ミルカル アッチャ ラガ/aapse milkar acchha lagaa)
आपसे(アプセ):あなたに
「プ」は無気音です。
मिलकर(ミルカル):会えて
1番目の「ル」はLの発音、2番目の「ル」はRの発音です。
अच्छा(アッチャ):良い
「チャ」は有気音です。
लगा(ラガ):~と感じる
「ラ」はLの発音です。
私の名前はレイチェルです
मेरा नाम रेचेल है
(メラ ナーム レイチェル ヘ/maraa naam rechel hai)
मेरा(メラ):私の
「ラ」はRの発音です。
नाम(ナーム):名前
「ム」は半音の発音なので添える感じです
है(ヘ):です
ローマ字表記にすると「hai」ですが、「ह」の音は「h」の音より「e」の音が聞こえます。
喉の奥で擦る音だからだと思いますが、日本人にはなかなか難しい音です。
名前は何ですか?
आपका नाम क्या है?
(アプコ ナーム キャ ヘ/aapkaa naam kyaa hai)
आपका(アプコ):あなたの
क्या(キャ):何
いい名前ですね
अच्छा नाम है
(アッチャ ナーム ヘ/acchhaa naam hai)
名前を聞いた後に言ってみるといいですね。
調子はどうですか?
आप कैसे हैं?
(アプ カイセ ヘ/aap kaise hain)
आप(アプ):あなたは
कैसे(カイセ):どう
हैं(ヘ):です
鼻音がついていますが「ン」の音が聞き取れるほどの強さはありません。
鼻にかかる程度です。
हैとहैंの違い
हैは単数、हैंは複数です。尚、ヒンディー語は複数形を使うと丁寧さがアップします。
आपはもともと複数形の意味が含まれていますので、कैसेも複数形になっています。
कैसेの変化については男性単数形で「कैसा (kaisaa)」、女性単数形の場合は「कैसी (kaisii)」です。男性形・女性形・複数形については後々「ヒンディー語文法編」で詳しく学びます。
私は元気です
मैं ठीक हूँ
(メ ティック フン/main thiik hun)
मैं(メ):私は
ローマ字のaiの部分がeよりの発音であるためカタカナで「メ」としましたが、日本語にはない音です。
鼻音がついていますが「ン」の音が聞き取れるほどの強さはありません。
ठीक(ティック):大丈夫
英語の「OK」の意味合いです。
カタカナ表記で「ティッ」としましたが、小さい「ツ」の発音はヒンディー語には存在しません。
ただ「ठी」の音は強い有気音です。
舌が上あごの真ん中にある状態で鋭く息を出すため、日本人の耳には「ツ」の音が聞こえます。
हूँ(フン):です
この「ン」は子音ですので鼻から抜ける「ン」の音が聞こえます。
हैとहैंとहूँの違い
हैとहैंの違いを上記で説明しましたが、हूँはというと主語が自分の時に使います。
英語のbe動詞と同じですので下記を参考に覚えてください。
私は元気です:I am OK.:मैं ठीक हूँ
あなたは元気です:You are OK.:आप ठीक हैं
彼/彼女は元気です:He/She is OK.:वह ठीक है
私は日本から来ました
मैं जापान से हूँ
(メ ジャパン セ フン/main jaapaan se hun)
से(セ):から
あなたの出身はどこですか?
आप कहाँ से हैं?
(アプカハンセヘ/aap kahan se hain)
कहाँ(カハン):どこ
「ン」は鼻から抜ける「ン」の音があります。
家族は誰がいますか?
आपके परिवार में कौन कौन है ?
(アプケ パリワール メ コーン コーン ヘ/aapke pariwaar men kaun kaun he)
आपके(アプケ):あなたの
परिवार(パリワール):家族
में(メ):には
鼻音がついていますので、鼻にかかる程度のかすかな「ン」があります。
कौन(コーン):誰
ローマ字表記では「kaun」ですが、母音の「au」は「o」に近い音が聞こえます。
आपकाとआपकेの違い
「あなたの名前」のときは「आपका」でしたが、「あなたの家族」の時はどうして「आपके」なのでしょうか。これも単数と複数の違いです。名前は一つですが家族は複数です。それは「कौन」が二つ続いていることからもわかります。「कौन कौन」を直訳すると「誰々」ということですね。
私は20歳です
मैं बीस साल का हूँ
(メ ビス サール カ フン/main biis saal kaa hun)
बीस(ビス):20
साल(サール):年
「ル」はLの音でかつ半音です。
का(カ):の
所有を表す助詞になります。
ですからこの文を詳しく訳すと「私は20年の歳を取ったものです」ということです。
あなたは何歳ですか?
आपकी उम्र* क्या है?
(アプキ ウマル キャ ヘ/aapkii umra kyaa hai)
आपकी(アプキ):あなたの
उम्र(ウマル):年齢(*文字の通りに読むとumraなのですが、なぜかumarと発音されます)
क्या(キャ):何
आपकाとआपकेとआपकीの違い
「आपका」と「आपके」の違いは上記で説明しましたが、では「आपकी」は何でしょうか?
ヒンディー語には女性形・男性形・単数・複数で単語が変化します。この3つの単語については以下のようになります。
आपका:男性形単数
आपके:男性形複数
आपकी:女性形単数/女性形複数
この使い分けは後ろに来る名詞によります。
そしてどの名詞が男性形か女性形かは覚えるしかないです…。
これはなんですか?
यह क्या है?
(イェ キャ ヘ/yah kyaa hai)
यह(イェ):これは
ローマ字表記では「ya」ですが「य」はイの音が強く聞こえます。
「ह」の音は「h」の音より「e」の音が聞こえます。
これはいくらですか?
यह कितने का है?
(イェ キトゥネ カ ヘ/yah kitne kaa hai)
कितने (キトゥネ):いくら
「त」は無気音でかつ半音です。
お気をつけて
अपना ख्याल रखिये
(アプナキャールラキエ/apnaa khyaal rakhiye)
अपना(アプナ):自分の
「あなた」という意味の「आप」は長母音で「aap」、「自分」という意味の「अप」は短母音で「ap」となり違う単語です。
ख्याल(キャール):気遣い
「ル」はLの発音でかつ半音です。
रखिये(ラキエ):置いてください
動詞に「इये」(イエ)という接尾辞をつけるとお願いする文になります。
また会いましょう!
फिर मिलेंगे
(フィル ミレンゲ/fir milenge)
फिर(フィル):再び
「ル」はRの発音でかつ半音です。
मिलेंगे(ミレンゲ):会いましょう
「एंगे 」(エンゲ)は 未来形の接尾辞になります。動詞に付いて「~しましょう」という意味を表せます。
私たちはコルカタにいるので、コルカタ寄りのヒンディー語になります。
インドは広いので場所によってよく聞く単語や使われるフレーズなどに多少の違いがあります。
「通じない」ということはありませんが、別のところから来た人感がでます。
日本の方言のような感じだと思えばよいです。
ネイティブの発音を動画で確認してみましょう。