インド

【ヒンディー語文法②】コピュラ動詞|鼻母音|一覧表|例文|デバナガリ文字表記

ヒンディー語の文字と発音の仕方は【ゼロから始めるヒンディー語】で系統立てて学べます。

ヒンディー語の文法は【ヒンディー語の文法①】から始めることをお勧めします。

コピュラ動詞

耳慣れない言葉だと思いますが、英語のbe動詞と同じような働きをします。
be動詞が主語によって変化をするように、コピュラ動詞も主語によって変化します。
もともとのコピュラ動詞の形はहोना(honaa)です。
ちなみに動詞は最後がना(naa)で終わります。
このनाから前の部分を語幹と言い、होनाであれば語幹はहोです。
語幹を表す記号は「√」になります。

現在形活用の一覧

 

主語 活用 例文 (※विद्यार्थी biddhaarthi:生徒)
現在肯定
मैं (main) हुँ (hun) मैं विद्यार्थी  हुँ
हम(ham) हैं (hain) हाम विद्यार्थी हैं
आप(aap) हैं (hain) आप विद्यार्थी हैं
तुम(tum) हो (ho) तुम विद्यार्थी हो
तू(tu) है (hai) तू विद्यार्थी है
यह(yah) है (hai) यह विद्यार्थी है
वह(wah) है (hai) वह विद्यार्थी है
ये(ye) हैं (hain) ये विद्यार्थी हैं
वे (we) हैं (hain) वे विद्यार्थी हैं

否定形はコピュラ動詞の前にनहींをつけるだけです。
例えば「私は生徒ではありません」と言いたいときは「मैं विद्यार्थी नहीं हूँ」となります。
尚現在形の否定の場合、最後のコピュラ動詞が省かれることが多いです。

हुँのように鼻母音をँのマークで表します。チャンドラビンドゥと言います。
मैंのようにंのマークはビンドゥと言います。
どちらも鼻に息を込めるような「ン」の音です。

過去形活用の一覧

主語 活用 例文 (※विद्यार्थी biddhaarthi:生徒)
過去
肯定
मैं (main) था (thaa)/थी(thii) मैं विद्यार्थी था/थी
हम(ham) थे (the)/थीं(thiin) हाम विद्यार्थी थे/थीं
आप(aap) थे (the)/थीं(thiin) आप विद्यार्थी थे/थीं
तुम(tum) थे (the)/थीं(thiin) तुम विद्यार्थी थे/थीं
तू(tu) था (thaa)/थी(thii) तू विद्यार्थी था/थी
यह(yah) था (thaa)/थी(thii) यह विद्यार्थी था/थी
वह(wah) था (thaa)/थी(thii) वह विद्यार्थी था/थी
ये(ye) थे (the)/थीं(thiin) ये विद्यार्थी थे/थीं
वे (we) थे (the)/थीं(thiin) वे विद्यार्थी थे/थीं

ヒンディー語の鬼門となる男性形・女性形・複数形がでてきました。
神経質になり過ぎずにゆっくり慣れていきましょう。

「私」が男性の場合「मैं विद्यार्थी था」、女性の場合「मैं विद्यार्थी थी」です。
「私たち」が全員男性なら「हाम विद्यार्थी थे」、全員女性なら「हाम विद्यार्थी थीं」、男性女性混じっているなら「हाम विद्यार्थी थे」です。

とはいえ近代は女性複数形を使うことはほとんどないとも聞きます。
複数形としてथेで大丈夫だそうです。
日本語でもそうですが、正しい正確なヒンディー語が日常会話では違和感を伴う場合も多々あります…つまり言語は使って通じればそれが正解かと思います。

過去形でも否定はコピュラ動詞の前にनहींをつけるだけです。
例えば「私(男性)は生徒ではありませんでした」と言いたいときは「मैं विद्यार्थी नहीं था」となります。
過去形の否定の場合、最後のコピュラ動詞は省略しません。