今回は一般ネパール人の方が知ってる程度のネパール警察事情を書いてみました。
今回触れている警察の種類はこんな感じです。
🔘 トラフィックポリス
🔘 ツーリストポリス
🔘 チョウキダール
🔘 インスペクター
🔘 ササストラ
🔘 CID
お給料は？
まずはおおまかなお金の話。
日本の警察は・・・
年収は350万円〜1500万円
平均年収700万円
ですから階級が一番下の巡査が年収350万円なので手取りで月収約20万円というところでしょうか。
ネパールの警察では・・・
一番下の階級で月収約30000円弱
ネパールで一般的に暮らせるくらいのお金ですね。
感覚的には日本の20万の生活と同じ感じだと思います。
約20年弱で退職になるそうなのですが年金が約30000円くらい毎月でるそうです。
トラフィックポリス
ネパールに行って毎日お見かけする警察官といえばトラフィックポリスです。
下のの動画の2:40〜出てくる青い制服のポリスがトラフィックポリスです。
彼らの大事なお仕事の一つは・・・
交通整理
このポリスさん達がいないと信号のないネパールの道は本当に大変な事になります。
体験談・・・
ある交差点でトラフィックポリスがちょっと不在になった時のこと。
その途端、あっという間に交差点が身動き取れない大パニックになったことがありました。
4方向から皆で一斉に突っ込むからですね。
ひどい有り様でした〜。
ネパールでのトラフィックポリスの働きは大きいですね〜。
そしてこちらも大事なお仕事の一つ・・・
交通違反取り締まり
免許と納税証のチェックをしてたり、事故現場に行ったりというお仕事。
体験談・・・
警察には一般車を止めて事故現場まで行く権限があります。
ハリーさんも何度か警察を後ろに乗せて走りました。
ある時、隣のバイクに警察が突然またがってきました。
そして逃亡するバイクを追いかけるよう警察に言われて猛スピードで追いかけていきました。
警察はネパールで結構権限強いですし、みなさん思ったよりも従ってます。
ツーリストポリス
実は地元のネパール人はあまり存在もしられていなかったりします。
彼らの仕事の一つはおそらく名前の通り・・・
旅行者のトラブル処理
おそらく主に事務系をしているものと思われます。
体験談・・・
私たちはお金を紛失した時に報告に行きました。
というのも、海外保険には盗難事の補填もあるのですが、盗難証明書が必要なんです。
もちろん補填は物品分だけですけどね。
まぁ証拠不十分かなにかで証明書くれませんでしたが・・・。
代わりに地元警察の人が何らかを書いてくれたので保険がおりました。
チョウキダール
チョウキダールという詰所にいるポリスさん達もいます。
検問所でのチェック
長距離移動していると場所場所にそういう検問みたいなところがあります。
一定以上の大きさのあるトラックやバスなどに報告義務があります。
運転手さんは一旦停止して検問所でいつそこを通過したか報告します。
通常バイクなどは通過して大丈夫ですが、時々免許証と税金納付書の確認のために抜き打ちチェックもしています。
体験談・・・
以前私たちもチェックをするために止められましたが、後ろから来たバイクは制止をふりきって逃亡。
ポリスはすぐさま次の検問に電話してバイクのナンバーを報告してました。
実はネパール人は数字の記憶力と動体視力いい人多いんです。
インスペクター
日本でいうところのキャリアに分類される部分です。
警察のお偉いさん
・・・という括りでいいのかな？
体験談・・・
私たちのお荷物紛失事件で最後に力になってくれたのはおそらくここです。
タレコミ情報をゲットしても地元警察が動いてくれなかったので日本大使館に電話しました。
大使館から連絡したのが地元警察を束ねる上のところ、つまりインスペクターがいるところ。
その日のうちに犯人捕まりました。
ササストラ
ササストラとは、泣く子も黙る・・・
特殊部隊
警察より軍よりなのだとききました。
なので結構荒っぽく、一般の人たちも恐れています。
ロックダウン中も彼らが巡回してくると皆逃げるのだとか。
友人の体験談・・・
ロックダウン中は時間制限付きの買い物が許されていました。
しかしササストラが制限時間が終わる前にやってきました。
どこの街にでもやってくるのではなく目をつけられたところにやってくるそうです。
みんな彼らを見るや否や叩かれないように逃げるのだとか・・・。
CID
彼らを警察と言っていいのかどうか・・・。
彼らの任務は・・・
スパイ
一般市民と紛れて生活していて、何かがおこると彼らに通報されるのだと言っていました。
まだお会いしたことはない・・・はずです。
ネパールの警察のお仕事は日本の警察より身近なものが多い感じがします。
大変なお仕事ですががんばってください!!
