NEPAPI BLOG
海外移住したフリーランス夫婦
HurryとRachel

【旅行記】若かりし無謀な時の海外一人旅《ブラックプール空港で》

日本にいた時たまたま一組の夫婦に出会う機会があった。

彼らは仕事でアイルランドのKerryに11年間住んでおり帰国したばかりだった。

奥さんは大阪出身だったのだが

「大阪出身とか言わんといて、私は難波の女なんやから」

と言って譲らない明るく豪快な奥さんだった。

アイルランドで住むためのゲストハウスを紹介してくれたのも彼女だ。

「Kerryは田舎やからなんもないけど、とりあえずしばらく住んどったらシェアメイト見つかるからがんばりや〜」

と背中を押してもらった。

 

一応湖水地方に観光にも行った

 

出発はブラックプール空港。

日本で格安飛行機が活躍し出してまだ数年だが、この時ヨーロッパでは既に市民の足として飛行機が大活躍していた。

何せ電車より安くて速いわけだから使わない理由がない。

チケットの値段は時期によってかなり違う。

ちなみに私のチケットのお値段はブラックプールからKerryまで1ユーロ。

当時の1ユーロのお値段は110円くらいだったと思う。

空港税が13ユーロくらいだったから1500円くらいでお隣の国までいけちゃうのだ。

そのかわり格安飛行機が使用する空港は空港税が安い接続の悪い地方の空港がほとんど。

旅の後半でこれが大変であることに気づくわけだがそれは後々。

 

ウィンダーミア湖

 

空港に着くとあまりにもゆるゆるで驚いた。

乗る人もスーパーの袋とかが手荷物だったりする。

私はこの頃本当に何もわからないお馬鹿さんだったので、格安飛行機が手荷物にどれくらいのエキストラをかけているかも知らなかった。

チケットをカウンターのお姉さんにみせて荷物の重さをはかる。

お姉さん:「これ重すぎるからエキストラかなりかかるわよ。荷物減らした方がいいと思うけど捨てれるものないの?」

私:「だって1年分の荷物だもん。捨てれないよ。エキストラ払うからいいよ」

お姉さん:「後ろに荷物のカウンターがあるからそこで手続きしてね。でも本当にいいのね?」

と念押しされて後ろのカウンターへ。

荷物カウンター:「こりゃまた重たいね。100ユーロ追加だね」

私:「・・・チケット代の100倍(泣)」

支払ってからまたチケットカウンターのお姉さんのところに戻る。

私:「すっごい高いじゃん!」

お姉さん:「だから言ったでしょ」

こんな感じではじまったが無事に飛行機に乗った。

ではKerry空港まで出発。