スペイン旅行で発覚したビザ問題。
私の下調べでは一つの国に6ヶ月以下だったのだが、一体どういうことになってるのだろう。
アイルランドに帰ってきて、すぐにアイルランド日本大使館に電話した。
私:一つの国に6ヶ月いられると思っていたんですけど違うんですか?
大使館:今の法律ではEU内に6ヶ月ですね
私:とりあえずいったんEU外に出ればリセットということですか?
大使館:そうです
・・・そうか。
これまでの私の海外滞在は大まかにいうとこう。
3月 Morecambe(イギリス)
4月 Kerry(アイルランド)
5月 Kerry
6月 Kerry
7月 Kerry
8月 スペイン旅行から帰ってきて、今ここ
実際にはビザが切れるまで約2週間だ。
本来の予定ではイギリスとアイルランドにそれぞれ6ヶ月づつだったのだがどうしたものか・・・。
クリス:どうするの?
私:とりあえずスイスに旅行でも行くしかないかなー
クリス:物価高いよ
私:それもだけど英語通じないよね
クリス:まぁ何人かに情報聞いておくわ
私:ありがと
私の方でも情報仕入れなきゃなと思って、Kerryに住んでるスイス出身の友人に電話をかけてみた。
友人:じゃ親戚に聞いてみてあげようか?
私:英語話せる人いるかな?
友人:いなーい
私:そうだよね・・・他にも聞いてみてから決めてもいい?
友人:いいよー
その晩、クリスティーナが「朗報〜」と言って帰ってきた。
クリス:友人の家に今アメリカ人女性が宿泊しているんだって。明日Kerryをガイドしてくれる人探してるらしいよ。
私:じゃ私、車で案内してあげるよ
クリス:ついでにアメリカ行っちゃいなよ
私:(親指ビシッ)
そうは言いつつもアメリカに行くか即決はできない。
それはさておき、とりあえずアメリカ人女性のガイドを引き受けた。
彼女は世界中を旅行するのが好きで、今年はアイルランドと決めていたそうだ。
彼女の希望でDingleへ。
美しい海岸線が有名な観光地
彼女はレストランの下調べもばっちりだったので、アイルランドに来てから今までで一番美味しいご飯を食べることができた。
というのもコーンフレークが主食のクリスティーナの影響もあって、私の食生活もなかなかに偏っていた。
週の5日はじゃがいもとマッシュルーム、後の2日はトマトとマッシュルームのパスタみたいな感じだ。
そして時々キラーニーへ行って行きつけのカフェでカロリー高めの大きなブラウニーを食べる。
その食生活になんの不満もなかったのだが、久しぶりに手の込んだ料理を食べて「そういえば世の中にはおいしい料理がいっぱいあるんだったよなぁ」と思い出した。
Muckross Houseにも観光へ
キラーニー国立公園にある美しい庭園と邸宅
そうしているうちに彼女とも打ち解けていった。
帰りの車の中では結構色々な話をしたのだが、私の事情を察した彼女は私がお願いする前に「自分のところにいらっしゃい」と申し出てくれた。
斯くして私は数日後にアメリカへ行くこととなった。
その話はまた次回。