NEPAPI BLOG
海外移住したフリーランス夫婦
HurryとRachel

【旅行記】若かりし無謀な時の海外一人旅〜小話編〜《スーツケースの運び方》

ヨーロッパの駅や街中には段差や階段が多い。

古い建物を使っていることが多いからだろう。

エレベーターやエスカレーターがないことも多い。

30キロのスーツケースを持ってうろうろするのはかなり至難の業だ。

 

 

 

 

運び方①の引きずるというのは、スーツケースの取手を最大に伸ばして階段を寝かせた状態で引きずるということだ。

引きずる角度が難しいのであるがやってしまえばこっちのもんだ。

見た目的にも音的にも多少目立つので、人がまばらで階段が長い時に使う技だ。

 

運び方②は私がよく使う蹴り落とし技だ。

もちろん階段の上から真下一直線に蹴り落とすわけではない。

取手を最大に伸ばし、取手を持った状態でケースを足で蹴り上げて三段下くらいまで蹴り落とすのだ。

この時に普通に蹴っては危ない。

放るように蹴り上げて落とすべし。

 

運び方③だが、女性に優しいところでは「運んであげようか?」と声をかけてもらえたりする。

ただ私のスーツケースの重さ、30キロと書いたが実際にはもっと重いと思われる。

実はちゃんと測ったことがない。

飛行機に乗る時に超過料金を取られた記憶が最初の時以来ないので、許容範囲だったんじゃないかなと思っているだけだ。

もしかしたら払っていたかもしれない・・・。

ともかく重いのだ。

親切に運んでくれる人たちが「うわっめっちゃ重い」と言って階段下まで運んでくれるのを見る度に心が痛い。

示された親切は心底感謝だが、この申し訳なさをどうしたらいいのだろう・・・と、その心の葛藤が面倒になってしまうという最高に面倒なタイプなのが私だ。

なので実は運び方③を試したことは、どうしようもない時に1,2回くらいだったと思う。

そこまで重い荷物でなければきっと喜んで運んでくれる・・・かもしれない。

そういえばよくあったのが、私がうんしょと運んでいるとカップルの彼女または奥さんの方が「あの子の荷物運んであげて」と言ってくれるパターン。

これも申し訳なさと感謝の気持ちで葛藤してしまう。

いずれにしろ、あの時荷物を運んでくれた皆様ありがとうございました。