日本の九月終わりから十月初めはネパールのダサインの時期になります。
「ダサイン祭」という言葉は聞いたことがある方もいるかもしれません。
🌟ダサインとは?
🌟ダサインは何をするの?
🌟激混み!ダサインセール
こんな感じで書いていきますね。
ダサインとは?
ヒンズー教の最大のお祭り
ドゥルガという女神のためのお祭りです。
「悪を滅ぼし正義が勝つ」をモットーにしているそうです(友人談)。
ダサインは数字の「ダス(10)」からきていると言われたりもしますが、休みの日数はそれぞれです。
学校によっては2週間くらいの休みになったりしますし、お店によってはメインの日の3、4日くらいしか休まないところもあります。
近所の豚肉屋さんは「みんなに食を提供せなあかん」ということで、休みは1日のみでした。
ダサインは何をするの?
都市に出稼ぎに来ている人たちが村へ帰省のためのラッシュ
ダサインのイメージは日本の年越しと正月です。
ですからダサインが始まる頃にまず帰省ラッシュが始まります。
そしてこの動画のようなことになります。
カトマンズに出稼ぎに来ている人たちが一斉に実家の村に帰っていくのでダサイン始めは地方に向かう側の道が大混雑になります。
一方でこの時期のカトマンズの中心地はお店も閉まっています。
ダサイン中にネパールへの旅行をする時は要注意。
ネパールに住んで初めてのダサインの時はダサインを甘くみていて、日本人の友人と外食しよう出かけましたが、ものの見事にどこもかしこも閉まっていました。
かろうじて開いていたそこら辺のお店でチョウミンをすすりながら「来年からダサインには気をつけよう」と思いました。(そして毎回忘れて毎回驚く)
親族で特別なご飯を食べる
みんなが帰省してきたらいつもより豪勢なダルバートを食べます。
普通の時のご飯のことはカナと言いますが、こういう特別な日のご飯のことはボージュといいます。
そしてこの時は家族ごとにヤギを屠って食べるのが習慣です。
ダサインの時期にはあちこちでヤギが売られ、屠殺されます。
場所によっては右見ても左見ても屠殺中だったりもします。
ヤギの大きさによって値段変わりますが、標準1匹大体2万円くらいだそうです。
それを親族が集まって解体して食べます。
数十人単位で集まるので1匹買っても食べきれますね。
ヒンズー教のお参りするところ(マンディール)でプジャをする
メインの日にはこのプジャをすることがダサインの中で一番大事な日になります。
感覚としては日本の初詣みたいな感じでなかろうかと・・・。
ティカをつける
額に赤く着色したお米をつける儀式をします。
基本的には上のものが下のものにするものなので、子供の額は山盛りになります。
楽しく踊る
ネパール人は踊りが大好きです。
ダサインでは親戚友人たちが集まって食べて飲んで踊ります。
激混み!ダサインセール
ダサインが始まる前にはいろんなお店がダサインセールを始めます。
バイクや車もダサイン時期にセールを行います。
私の友人もダサインまでバイクを買うのを我慢してました。
セールやバーゲンって言葉はどの国の人にとっても魅力的なんですね〜。
プラス、ダサイン時期は閉まるお店も結構あります。
なのでダサインの前の週などは動画のバトパティーニのようにお店が激混みします。
また私の知り合いはクルタを作るお店なんですが、ダサインでは新しい服を着る習慣があるので、ダサイン前あたりからお店が大忙しになります。
「1年のうちの儲けのほとんどがダサインの時期」というお店もあります。
ダサインの数日後にはティーハール祭もあります。
そのためのお買い物もありますので尚更混みます。
上の写真はティハールで使う飾りを売っているところです。
✅ ダサイン時期は道が激混みの日がある
✅ カトマンズでは多くの店がお休みになる
結論:ダサイン時期の旅行は計画的に。