NEPAPI BLOG
海外移住したフリーランス夫婦
ネパール生活

【ネパールの家】賃貸はある?家賃はどれくらい?トラブルは?

ククラ
ククラ
ナマステ、ククラだよ

レイチェル
レイチェル
ナマステ、レイチェルです

ククラ
ククラ
賃貸系トラブルはようきく話やな

レイチェル
レイチェル
私も若かりし頃ぼったくられましたね

ククラ
ククラ
腹黒なんはそれが一つの原因か

 

国が変われば住まいも変わるものですね。

今回はネパールの住宅事情についてです。

今回はこんな感じで書いていきます。

 

ネパールと日本の住宅の違いは?

 

違いはたくさんあるのですが私が観察した範囲で書いてみるとこんな感じです。

ネパールの家は・・・

・床が打ちっぱなしコンクリートのままがほとんど

・鉄筋コンクリートに煉瓦造りが多く、断熱処理が皆無

・シャワーがないところもよくある(バスタブは時々見る幻的存在)

・シャワーがある場合はトイレ一体型がほとんど

・トイレは日本の和式型が多いが、最近は洋式型もかなり普及している

・方角は無視して建てているので異常に寒い部屋や暗い部屋が出来上がる

・隣の家の壁にくっつけて建てることが多い

・道路がないところに家を建てる様子が多々みられる

正直、違いはまだまだいっぱいありますがとりあえずここまでにしておきましょう。

だいぶん違うんだな・・・くらいに思っておくと、いざ住むときに度肝抜かれなくて済みます。

建築材料に違いは大きな差だと思います。

ネパールでは木材が貴重でお値段高いんです。

今も値上がりを続けていると聞きました。

カトマンズでは大抵鉄筋コンクリートと煉瓦です。

場所を変えると土づくりの家が一般的なところもあります。

 

旅先の建設現場の様子を動画にしています。

なんとなくネパールの家の構造がわかっていただけるかと。

 

賃貸物件はあるの?

 

ネパールでは外国人が土地を買うことはできません

家を建てようと思ったら、土地を購入するための名義をネパール人に借りなければいけません。

ちなみにネパールでは外国人がネパール国籍を取得することはできないです。

ですからネパールに長期滞在するとなったら大抵賃貸することになります。

ネパールには日本のような賃貸を紹介してくれるような不動産屋さんがありません

部屋を借りるときには伝手をたどったりそこら辺を歩いて空き部屋を探して大家さんと交渉したりします。

ネパールでの賃貸については動画でも話しています。


NEPAPI Radio「海外生活を大きく左右するネパールの大家さん事情」【#059】

 

家賃は場所によって変わりますが、カトマンズの日本人が住むようなところは大体2万円くらいと思っておくとよいです。

私たちが以前カトマンズ近郊で住んでいた賃貸はこんな感じです。

 

ここはカトマンズ中心部からちょっと外れていたこともあって割安の月約12000円でした。

カトマンズは物価の高騰のために家賃も値上がりを続けています。

さらに地方へ行くと外国人が借りれるようなタイプの家を所有している人が限られるので、賃貸料がカトマンズより高いこともしばしば。

どんなトラブルがあったりする?

 

日本では「当然」と思っていたことがネパールでは通用しないことがお家事情にもよくあります。

いくつか例を挙げておきます。

 

明け渡し時のトラブル

これ系は外国人だけでなくネパール人の間でもよく聞くことです。

ネパールではお部屋を借りるときの契約書のようなものは基本ありません

一応、法律上の最低限の賃貸の決まり事はありますのでそれを参考にすることはできますがその通りにことが運ばないことも多々あります。

日本よりも口約束の効力があるような印象を受けますので、気になることを話し合ってメモしておくことは助けになります。

ネパールでは大家さんの権力は思ったより大きいです。

がめつい大家さんだとかなり苦労します。

 

外国人だとふっかけられる

私たちは家を探すときはなるべくネパール人の友人と一緒に行きます。

というのも、「外国人はお金持ち」の信仰が根強いネパールでは外国人には割高に賃貸料を請求する傾向が強いからです。

ネパール人が一緒だと、格安とまではいきませんが、交渉に応じてくれる率がグッと上がります。

借りる前に見つけた家の不備は大家さん側に修繕義務があります。

電気は通るか、水は出るか、壊れたところはないかよくチェックして大家さんに報告しましょう。

借りた後で直っていないことがわかったらすぐに大家さんに連絡しましょう。

 

明け渡し時のトラブル

引っ越しをなかなか了承してくれない大家さんもいたりします。

怒ったりせずに粘りましょう。

また明け渡し時によく問題になることの一つに壁のペンキ塗り替えがあります。

借りる前に、自分が出るときにどこまで修繕するか大家さんと話し合っておきましょう。

ネパール人の間でもこういうトラブルが起こるため、よく夜逃げのように人が引っ越してしまう事案がおきます。

家賃の値上がりについてのトラブル

ネパールでは住む期間が長くなるほど家賃が上がっていくシステムです。

大家さんによりますが、1年ごとに約1000円くらい家賃が値上がりします。

この点も頭に入れておきましょう。

交渉次第で数年間の据え置き価格に合意してくれることもあります。

逆にかなりの値上がりを請求されることもあるので借りる前に話し合っておきましょう。

賃貸の設備の確認

ネパールの家にはあると思っていたものがないことも多いです。

例えばもともと床材がないところも多いです。

私たちの引越し先でのセットアップの様子は動画でご覧ください。

床材を購入して敷く様子をみてもらえます。

 

 

 

お湯の設備も問題になることが多いです。

最近はソーラーパネルを設置してお湯が出るようにしているところも多いのですが、

ここで誤解が生じます。

ネパール人が思うお湯の温度は日本人が思う温度よりかなり低いということ。

またソーラーパネルは冬の間は使い物にならないことも多いです。

なので給湯器も設置しておくと安定してシャワーできます。

その様子も動画にのせています。

 

 

カビのトラブル

動画でも喋っていますが、ネパールは鉄筋コンクリートに煉瓦、通気性無視の建設、日当たりの悪さなどなどが相まってよくカビます。

 

 

日本で見たことのカビの色合いにびびりました。

我が家の机に生えたカビ

ありとあらゆるものにはえました

 

カビについては正直避けて通れないと思います。

それでも傾向としては建てて間もない家の方がカビトラブル多いそうです。

というのも、ネパールではセメントに水を含ませすぎるため数年はセメントの水の蒸発により家が湿気るそうです。

 

まとめてみた感想・・・

ネパールでの賃貸はどきどきの連続です。

いいお家と大家さんに出会えたときの喜びも大きいですよ。