東京駅へ〜チケットレスの罠
タイトルに「東京駅から」と書いたが、私たちは地方からまず東京に出ないといけない。
前もって「えきねっと」で成田空港までのチケットを購入済・・・
しかし!!
当日、駅のみどりの窓口で発券のお願いすると「出せません」・・・。
わたしたちがネットで購入したものは
・地方から成田空港駅までの乗車券
・特急券(要発券)
・新幹線チケット(要発券)
・成田エクスプレスチケット(チケットレス)
曲者はチケットレス。
聞くと、チケットレスのものは別個での購入が必要とのこと。
そんな注意書き見なかったからわからなかったなぁ・・・見落としたか?
ともかく一旦みどりの窓口で全チケットを購入し直し、えきねっとで買った分は後ほど電話でキャンセルすることに。
ただ成田エクスプレスはネット予約でのみ割引可。
窓口の方が言うには、電話で事情を話せばそのまま割引が適応されるだろうとのこと。
とりあえず、特急に乗らねばならぬのでチケットを購入し特急に乗る。
キャンセルのための電話を繰り返すが、往々にしてお問合せには電話はやすやすと繋がらない。
とりあえず東京駅までむかう。
成田空港駅へ〜キャンセル料はかかる?
やっとのことで電話が繋がる。
初めての失敗だからと言うことで「キャンセル料なし」で「エクスプレス予約引き継ぎ」を電話で完了できた。
ネット上でキャンセルすると、もちろんキャンセル料がかかる。
エクスプレスの予約引き継ぎをしたので、時間の変更はなし。
駅の中をダッシュしてエクスプレスに滑り込み、無事に成田空港駅へ到着。
ちなみにチケットレスなので車掌さんがチケット確認しに来ることもない。
ホテルへ〜成田エアポートレストハウス
移動時間を最小限にしたかったので、空港の敷地内にある成田エアポートレストハウスに予約していた。
どこのホテルもシャトルバスは第一ターミナルの13番バス乗り場から出ているようだ。
バス乗り場からホテルまでは車で2.3分という好立地。
ちなみに今回のドライバーはネパール人で、すでに7年日本に住んでいるそうだ。
ホテルは昭和レトロ感のある佇まいだが、きれいに清掃されているし、バスタブも大きめで、部屋も広めだ。
夕飯をレストランで頂いた。
ビュッフェ形式のみのメニューで、個人的にはもう少しバラエティーが欲しいかな・・・というところだ。
第一、第二ターミナルまで歩いて行ける距離なので、空港内のレストランで食べるというのもアリだと思う。
スタッフはどの方も丁寧な対応且つ過剰さがなく、煩わしいのが苦手な私にはちょうどよかった。
第二ターミナルへ〜ネパール航空搭乗
鍵の受け渡し時に翌朝のバスの時間を尋ねられるので朝7:20に出発することにしていた。
バスにはネパール人が何人もおり、おそらくわたしたち全員同じ飛行機乗るのだろう。
第二ターミナルの国際線出発は3階なのだが、そこにヤマト運輸荷物受け渡しカウンターもある。
私たちは2つの大きなスーツケースと25Kgの段ボールを預けていたので取りに行く。
一人2個までの計35Kgなので、近くにある計量スペースで荷物のバランスを考えて積み替える。
しかし2人1組扱いの場合、2人まとめての計量になるため意味がなかった・・・。
ネパール航空のカウンターはすでに長蛇の列。
乗客はほぼほぼネパール人だ。
ただ、日本生活が長い方が多いためかかなりジャパニーズ化している感あり。
「ありがとうございます」「わかりました」「失礼します」という日本語が聞こえてくるし、ラインを乱さず静かに並んでいるからだ。
一方、ネパール航空の日本人スタッフさんの中にはペラペラのネパール語で案内している様子が見えた。
手続きもかなりスムーズ。
私たちは8Kgオーバーだったので16000円(2000円/Kg)の追加分支払いだ。
追加料金支払いは現金のみなので注意が必要。
手荷物についてだが、機内持ち込み分は一人7Kgまでだ。
ただしパソコン、カメラ、スマホ、貴重品はそこに含まなくてもOKだ。
なのでその辺りの荷物は別個にしておくことをお勧めする。
また海外慣れしている方にとっては常識だろうが、買い物バッグのような軽量の折りたたみバッグがあると非常に便利だ。
例えば私たちは軽量化をはかるためジャケットを羽織っていたのだが、搭乗手続きが済めば重さを計ることもないので買い物バッグに入れておける。
今現在はパスポートと顔認識で中に入れるため出国のスタンプは係の人に頼まないともらえない。
ネパールで短い旅行だけの予定なら出国スタンプはなくても良いと思うが、ビザを延長したり切り替えたりしたいのであれば念のため出国スタンプをもらっておくことをお勧めする。
さてネパール航空を利用した何人かの友人からは「出発は基本遅れる」と聞いていたのだが、やはりわたしたちの便も約2時間遅れで出発する形になった。
搭乗が完了し、いよいよネパールまでの7時間のフライトが始まる。
トリブヴァン空港へ〜ネパール航空の感想
カトマンズトリブヴァン空港は都市のど真ん中にある空港である上に滑走路も短い。
その副産物とでも言おうか、ネパール航空のパイロットは離発着がうまいのだ(・・・と元CAさん論に納得)。
確かに離発着がスムーズだった。
私は飛行機の機体についてはてんで無知ゆえに何も言うことはないので、客としての感想だけ書く。
CAは人数が多い感じがした。
日本人CAさんも1人くらいいるようだが、エコノミーにはいないと思った方が良い。
ネパール人のCAさんは美男美女揃いで接客もスムーズ。
仕事は的確で速い(愛想を求めてはいけない)。
機体の備品や設備などについては少々チープ感が否めない。
トイレの鍵もうまく閉めるのにコツがいった。
モニターに入っている映画やテレビ音楽はネパール・インド寄りのものが多いため、7時間のフライトを好きな映画などで楽しみたい人は自分のデバイスにダウンロードしておくといいかもしれない。
機内食だが、チョイスは「チキンorベジ」。
完璧ネパール仕様の機内食だった。
機内食に期待していなかったが、想像よりチキンとバト(ご飯)が本格的にネパールの味で美味しかった。
食後に選んだコーヒーはネスカフェの味だったのもネパール流。
着陸1時間前くらいにきた軽食のチョイスは「ベジorヌードル」。
私たちは咄嗟に2人揃ってベジにしてしまったが、ヌードルも見ておけばよかった・・・。
おそらくチョウミン(ネパール風焼きそば)の類だと思われる。
ベジはマサラ風味のコロッケだった。
もうすぐ到着しますのアナウンス。
先にも書いたようにトリブヴァン空港は街のど真ん中にあるため、かなり角度をつけて高度を下げていく。
そうすると写真のように目の前にカトマンズの街が広がるのだ。
着いたなぁと実感する。
空港内〜SIMも空港で購入する
飛行機を降りて割とすぐにワクチン接種証明の提示を求められるので準備しておくことをお勧めする。
空港がかなりレベルアップしていて驚いた。
以前は係員がいなくてすごく待たされることもあったが、今回はすぐに誘導されてスムーズだった。
また指紋と顔写真が撮られるシステムも導入されていた。
中に入ると荷物受け取りレーンも増え、エアコンも効いてて、何やら金ピカのものたちが置いてあって、エレベーターがあって、Javaコーヒーがあってコロナ前との変化にびっくりする。
私たちは空港でNcell SIMを購入する。
200ルピーと顔写真とパスポートがあればすぐに出来上がる。
フリー1Gつきなので連絡もすぐに取れる。
なお、Ncellを購入したらNcell Appもスマホに入れることをお勧めする。
Appからボイスパックやデーターパックを購入できるし残高も見れる。
空港の別のところにはNTCのカウンターもあるので、ダブルにしたい方やNTCの人に電話をかけることが多い方はこちらも購入したらいいと思う。
ちなみにネパール人はNcellとNTCのダブルで持っている方が非常に多い。
タメルまで〜タクシーでの移動
タクシー乗り場もかなり整然としており、さらに値段交渉する余地もない。
以前は値段交渉しながらタクシーを選んでいたのだが・・・。
2018年当時はこんな感じだった↓↓
この時はバクタプルまで1200ルピーだったのが現在はタメルまでが1300ルピー・・・かなりの値上がり!!
ただ2018年当時はガソリンがリッター100円くらいだったが、今は200円くらいだから仕方がない。
今回のホテルはThe Milestones Hotel。
アゴダで予約したのだが、ホテルは1泊朝食付き2名分で4000円ほど。
日によってホテルの値段はかなり変わるので安いか高いか一言で言えないが、外国人が泊まるのに必要なものは全て揃ったホテルくらい・・・設備的には日本のビジネスホテルくらいだ。
タクシーの窓から街並みを見てかなり変わったところもあるなという印象だ。
渋滞を抜け30分くらいでホテルに到着。
・・・そしてすぐに荷物を一つ空港におき忘れたことを確認。
ハリーさんは空港へとんぼ返りだ・・・お可哀想に。
無事にキャリーケースを見つけて帰ってきたので夕飯へ出かけよう。
近くにあるrosemary caffeへ。
友人に紹介してもらった店なのだが、美味しいと評判のお店らしい。
私たちはチキングリルを頼んだが、すごく美味しかった。
ダルバートが満腹になったタメル滞在の方がいらっしゃったら一度行ってみてほしい。
満腹になってホテルに帰るとまたひと騒動だ。
水が出ない。
フロントに電話して水を上げてもらうが、お湯のタンクも空なのでまぁ水シャワーだ。
水を上げるとはこういうこと↓↓
先に私が浴びたのだが、そこからまた水が出なくなった。
下のタンクがどうも空になったらしい。
すでに夜11時過ぎ。
給水車を呼ぶということで、結局ハリーさんは夜中の2時くらいに水シャワーを浴びることになる。
まとめ
ネパールはこれから発展していく国で、且つ人口の若者の層が厚い。
日本とは違うスピードで変化していくだろう。
ネパールへの観光は面白い経験になること間違いなしだ。