ネパール語の母音
ネパール語はデバナガリ文字と呼ばれる表記です。
どちらというと入り口が狭くて奥行き狭い言語だと思います。
つまり学び始めはとっつきにくくて難しいけど、基本がきちんと学べれば習得しやすいということです。
今回は母音を学びましょう。
ネイティブの発音は動画で確認できます。
ネパール語の母音
अ आ इ ई उ ऊ ए ऐ ओ औ ऋ
では母音一つづつをみてみましょう。
अ (a)
「ア」の口で「オ」と発音する母音です。
はっきり発音する「ア」とは区別されます。
आ (aa)
はっきりと「ア」と発音される母音です。
長母音という分類ですが、日本語で音を伸ばす「ー」のような音であるという意味ではありません。
しかし単語によっては母音を伸ばしているように聞こえるものもあります。
इ (i)
日本語の「イ」と近い発音です。
日本語で発音する時の「イ」の口よりも、唇を心持ち横に広く引きのばして発音する方がそれらしくなります。
ई (i)
日本語の「イ」と近い発音です。
「इ」との発音の差はありません。
こちらは長母音と分類されていますが、先ほどと同様伸ばして発音する意味合いではありません。
उ (u)
日本語の「ウ」に近い発音です。
日本語の「ウ」を発音する時よりも唇をすぼめて発音するとよりそれらしくなります。
ऊ (u)
日本語の「ウ」に近い発音です。
「उ」との発音の差はありません。
こちらは長母音と分類されていますが、先ほどと同様伸ばして発音する意味合いではありません。
ए (e)
日本語の「エ」の発音です。
ऐ (ai)
「अ」と「इ」を続けて発音する二重母音です。
単語によって多少発音が異なる母音でもあります。
単語によって「アイ」と聞こえるものあれば「エイ」と聞こえるものもあります。
ओ (o)
日本語の「オ」と近い発音です。
日本語の「オ」よりもやや唇に力が入った音になります。
औ (au)
「अ」と「उ」を続けて発音する二重母音です。
実際のところは「オウ」という音で発音されているように聞こえることが多いです。
ऋ (ri)
巻き舌で「リ」と発音すると近い音になります。
この文字を母音としては扱っていないものもみられますが、正確には母音というカテゴリーに含まれるそうです。
いくつかの単語で使用される他はあまり目にしません。
今回ご紹介した文字はアルファベットで言うところの大文字のようなものです。
子音とセットに用いるときは文字の形が変わります。
母音はネパール語発音の肝なのでぜひ覚えてみてください。