NEPAPI BLOG
海外移住したフリーランス夫婦
HurryとRachel

【旅行記】若かりし無謀な時の海外一人旅《ドイツで》

ドイツはイギリスやアイルランドと比べて交通網がかなり発達している印象だ。

街中をトラムが走り、電車もホームも綺麗でピシッとしている。

ヨーロッパは切符の買い方や乗車方法があまり統一されている感じがしない。

改札から入るものもあれば、整理券のようなものを取って着いた先で払うものもあれば、飛び乗った列車の中で車掌さんから切符を買うこともできるところもある。

イギリスはそこらへん緩い印象だ。

整理券や切符なしで乗って車掌さんから切符を買うことができた。

一方でドイツは厳しい。

改札がないからそのまま何も買わずに乗ると車掌さんにめっちゃ怒られる。

切符の発券機がホームにあってそこで買ってから乗る必要がある。

買ってないと始発駅からの運賃を請求されるのが通常らしい。

という話を聞いていたのでちゃんと切符も購入し電車に乗る。

私の行き先は始発から二駅先。

乗車時間は10分くらいだ。

車掌さんがやってきて切符をチェックする。

するとなぜだかすごい剣幕でドイツ語で怒鳴り出した。

ちなみに私は基本チキンだが、わからない言語で怒鳴りつけられたりわめかれたりしても案外平気な方らしい。

とはいえ一方的にドイツ語で話されてわからないのでは埒が明かない。

私:ドイツ語わからないから英語で言って

車掌さん:%)’&#¥$’%〜’&!#

私:えぇ・・・

通路挟んだ横には綺麗なお姉様が座っていた。

お姉様をチラッとみたら彼女が英語で説明してくれた。

お姉様:切符が1等用じゃないって言っているわよ

私:1等とか2等があるんですか?

お姉様:後ろの車両が2等なのよ

出た・・・等級制。

各駅停車の電車にも等級があるとは思わなかった。

私:私は2駅しか乗らなくてもうすぐで降りるんだけどどうしたらいいですか?

お姉様:このまま降りたらいいわよ、どうせ1等は席がガラガラなんだし誰にも迷惑かけていないわ

その間もずっと怒鳴り続けている車掌さんにお姉様が何か言うと車掌さんはぷりぷりしながら2等車両の方へ行った。

私はお礼を言って列車を降りた。

 

雪の降る寒い時期

近所のスキー場に行って30分かけて登り

コース外をソリで滑り降りる

 

ドイツでは夜ご飯より昼ごはんが大事。

私がステイさせてもらったおうちは母娘2人の家族で、お母さんが仕事に行っているのだがお昼になると帰ってくる。

そして家族でご飯を食べる。

昼休みが数時間あるのだそうだ。

その代わり夜は適当にしか食べない。

 

近所の町

かわいらしい街並みと看板がすてき

 

さてドイツの次はスコットランドInvernessだ。

ここにも懲りもせず格安航空を使用したため、やはりどこだかわからない片田舎の空港に到着。

事前に「その空港からならバスで移動してきたらいいわよ」と聞いていた。

空港について案内所の人に尋ねる。

私:バスはどこから乗れますか?

案内所:どこへ行きますか?

私:invernessです

案内所:電車のほうが早いんじゃないかしら

といって電車を案内された。

そしてまたまた懲りもせず案内所を信じてしまったのがいけなかった。

接続が悪い上にイギリスと同じくスコットランドの電車も時間が予測不可。

結局目的の駅に着いたのが夜中の12時になってしまった。

ステイ先の人には乗り換えの駅から「いつ到着するかわからないから、着いたら連絡する」と一報入れていた。

ただかなり心配させてしまったようだ。

こちらはあまりにも移動しすぎて空港や駅に対する危機感がなくなっていたが、通常女性一人の夜の移動はかなり危なっかしい。

駅に着いて連絡を入れると飛んできてくれた。

大変にご迷惑をお掛けしたのであります。

もう旅も終盤だ。