ネパールは親族関係が日本のそれと比べるとかなり密だと思います。
お互いを呼び合うときに、名前ではなく関係性で呼び合うことが一般的なので
今回は私がわかっている範囲でお書きしますね。
家族、親族の呼び方
スライドを作成してみました。
#1:配偶者側の親族の呼び名
#2:自分側の親族の呼び名
#3:自分の父方親族の呼び名
#4:自分の母方親族の呼び名
ネパール人との会話ではこの呼び名がしょっちゅう出てきます。
といっても全て覚えるには時間がかかるので、それらしい単語を耳にしたらその時は
「親戚の人のことを話しているんだな〜」くらいに思いましょう。
友人、知人の呼び方
友人や知人のことも名前で呼ばないこともよくあります。
日本でも「お隣の奥さんが・・・」とか「ご主人さんは・・・」ということがあるように
ネパールでも代名詞で呼び合うことが多々あります。
🌟ダイ(お兄さん)ディディ(お姉さん)
自分より年上の男性・女性への呼びかけ
自分がある程度の年齢になったら大体の年上の人のことはダイ・ディディとよべます。
🌟アンクル(おじさん)アンティ(おばさん)
子供が自分の親くらいの年上の人への呼びかけ
子供にとってダイ・ディディは自分のお兄さん・お姉さんくらいの年齢の呼びかけです。
それ以上はアンクル・アンティと呼びかけられます。
英単語ですがネパールでは一般的に使われる呼び名で、敬意も含んでいますので
知らない子供に「アンクル」「アンティ」と呼びかけられても嫌な顔しないでおきましょう。
大人になると呼びかけとしてはあまり使わなくなります。
🌟ブバ(おじいさん)アマ(おばあさん)
自分よりかなり年上の人への呼びかけ
ネパールでは年上に対する敬意が大切にされています。
敬意と暖かさをこめて「ブバ・アマ」と呼びかけます。
🌟バイ・ バヒニ
大人の自分より年下への呼びかけ
日本語では訳しにくい呼びかけです。
子供が自分より年下に向かってこの呼びかけをすることはありません。
大人になってから自分より年下に向かって使う呼び名です。
🌟バブ(坊ちゃん)ナニ(嬢ちゃん)
小さい子供への呼びかけ
誰の子供や赤ちゃんに対しても使えます。
自分の子供や孫に対しても使えます。
🌟チョラ(坊ちゃん)チョリ(嬢ちゃん)
小さい子供への呼びかけ
こちらもバブ・ナニのように使えますが、
バブ・ナニの方が優しいイメージが出るように思います。
チョラ・チョリはスライド#2でも出てきたように自分の子供を指す単語です。
なので親が子供を呼ぶときに「チョラ・チョリ」と呼びかけている様子もよく目にします。
まとめてみた感想・・・
ネパールで使われる家族の呼び名は家族の繋がりを大事にするネパールをよく表しています。
その呼び名を友人や知人、または見ず知らずの人にも使う文化はネパールの人との関係を大事にしようとする表れなのかもしれませんね。