前日に引き続き、2日間有効なパスを使って観光に出かける。
ヴェルサイユ宮殿はパリの中心地から微妙に離れているため地下鉄で移動する。
今はどうか知らないが、パリの地下鉄は正直よくわからない。
路線図自体もややこしい。
田舎育ちで電車に乗る機会もそう無かった私には、地下鉄は異次元の世界に近いものがあった。
サラにただただ金魚の糞の如くついてまわって辿り着いた。
ヴェルサイユ宮殿は観光地としての確立感が半端なかった。
個人的には鏡の間よりも宮殿を背にして眺める庭園の広さにびびってしまった。
どうやって庭師さん頑張ってんだろう・・・と。
果てのない庭仕事の賜物に違いない
午後にステイ先の夫婦と待ち合わせして街中を案内してもらった。
ピカソ美術館、凱旋門、エッフェル塔、ノートルダム大聖堂、コンコルド広場・・・。
地元の人がいると次々みれていいですな。
ノートルダムに登っての景色・・・だったかな
曇天すらも似合いすぎて脱帽
というか歴史のオンパレード。
今現在に至るまでにここに人の歴史が積み重なってるのだな・・・と思うと感傷に浸りたくなるもんだ。
どうしたって美しい街
とはいえ観光するものがありすぎて酔う。
そんな感じで数日観光し、サラがシアトルへ帰る日になった。
夜の便なのでタクシーでステイ先近くの駅まで行って電車で空港へ行く。
駅で彼女と別れた後、私は夫婦にお礼にとレストランで夕食をご馳走することにしていた。
三人でレストランへ歩いているとご主人の携帯に着信音。
ご主人:・・・わかった、今からそこに行くから待ってて。
私:どうしたんですか?
ご主人:地下鉄乗り換え間違えて迷子になったらしい
ということでサラがいる地下鉄の駅まで急いで行った。
そこから四人でパリ北駅に向かう。
私:飛行機間に合いそう?
サラ:多分大丈夫・・・
無事に彼女は飛行機に乗れたそうな。
私のパリ生活もあっというまに終了。
次の行き先はドイツだ。
Kerryにいたときにクリスティーナのドイツの友人が遊びにきた。
彼女は毎年クリスティーナのところに遊びに来ているらしかった。
遊びにおいでと言ってくれていたので1月の極寒の中遊びに行くことにした。
場所はスイスの国境に近いフライブルグ。
正直この1年旅行の後半での移動は細かいことまで覚えていない。
何せ行き当たりばったりで移動を決めていたからなぁ。
ただフライブルグへ行くにあたって夜にスイスを経由して列車で行ったことは覚えている。
列車にまつわる思い出はいろいろあるが、この列車の旅は自分の中では一番思い出深いからだ。
おそらく格安航空でフライバーグに近づく感じでパリからスイスに近いドイツの田舎の空港に降りて、なんか列車に乗ったのだろう。
とにかく格安航空が使う空港の接続の悪さは想像以上だった・・・のに使ってしまう己の愚かさ。
この回顧録を書くにあたって写真と思い出を照らし合わせて記憶を掘り返しているのだが、空港で悩んでいる記憶があっちでもこっちでも思い出される。
次回、フライブルグへの移動から書き始めようか。