NEPAPI BLOG
海外移住したフリーランス夫婦
HurryとRachel

【旅行記】若かりし無謀な時の海外一人旅〜小話編〜《日常風景になる》

日本とヨーロッパとで感じた違いの一つは人同士の距離感。

ヨーロッパではプライバシーに立ち入るような質問をすると本気で嫌な顔をされる。

場所によっては「今からどこに行くの?」なんて質問もNGだし、「今からトイレに行ってくるわ」とか報告すると「なんでわざわざ私にそんなこと報告するの?」なんて不思議な顔されたりする。

その割に人前での親しい間柄の人たち同士の物理的距離感がとても近い。

あっちこっちでキスしているカップルいるし、思春期の娘でも父親の膝に乗っていたりするし、年配者同士のカップルは孫の前でもいちゃつく。

 

 

 

 

 

特にバスなどの公共の乗り物で「なんで知らん人たちのキスをこんな間近で見てなあかんのやろ・・・」と思うことがよくあった。

ただ慣れとは恐ろしいもので、しばらく住んでいると目の前でいちゃついていても、特別気にならなくなってくるし最終目にも留まらなくなってくる。

これもひとつの日常風景なのだなぁ・・・と。

それよりも慣れなかったのが、イギリスのバスでフロントに設置されているスクリーンに「誘拐された子供や若者たちの情報ください」というフレーズと共に彼らの顔が映し出されていくもの。

あれはいつ見ても気持ちが重くなるもんだ。